「東洋の宝石」と呼ばれている翡翠(ヒスイ)。
日本では、縄文時代には「特別な石」と考えられていて、勾玉などの装飾品として用いられてきました。
中国でも長い歴史を持ち、翡翠が金やダイヤモンドよりも重宝された時代があったといわれています。
一般的には「緑」を思い浮かべる方が多い翡翠ですが、実は産地によって色味が異なります。
そのため、翡翠に精通している人でないと価値を見極めることができません。
翡翠を買い取ってもらう際には、専門の査定士が在籍する買取業者に依頼するようにしましょう。
翡翠の買取は業者に依頼するのがおすすめ
最近は、ネットオークションやフリマアプリを使って誰でも簡単に物品の売買ができるようになりました。
「気軽さ」「簡単さ」が強みですが、翡翠の場合はあまりおすすめできません。
というのも、ネットオークションやフリマアプリでは翡翠のような高額商品には買い手がつきにくく、値段交渉が可能であることから「値切り」が行われ、安く売られてしまうことがあるからです。
一方、豊富な販売ルートがある買取業者に依頼すれば、相場以上の買取が実現することもあります。
少しでも高く、早く手放したい方こそ買取業者にお任せするのが得策なのです。
翡翠の査定ポイント
【ポイント①】2種類の翡翠
翡翠は「硬玉(ジェイダイド)」と「軟玉(ネフライト)」の2種類に分けられます。
宝石として価値が高いのは硬玉のほうとされており、高価買取の対象になりやすいといわれています。
【ポイント②】色の状態
もともとは緑色の翡翠は、その中に含まれる鉱石が不純物と混じることでラベンダー色や黄みを帯びた緑に変化しますが、黄みがない深い緑色が高く評価されます。
【ポイント③】透明度や質感
宝石は光の反射、屈折によって光を放ち、透明感を出すことができます。
翡翠の場合も同じで、この「透明感」の有無が査定額に影響する場合があります。
翡翠を高く買い取ってもらうためのポイント
早く査定してもらう
翡翠をはじめ、宝石にも流行があります。
アクセサリーの場合、デザインが査定額を左右することもあるので、流行遅れになる前に査定してもらい、高価買取を狙いましょう。
お手入れをしておく
手垢やほこりがついてくすんでいるものは、当然ながら査定額が下がります。
翡翠をぬるま湯に浸し、使い捨て歯ブラシなどを使って軽くこするだけで、肉眼では見えない汚れを落とすことができるので、事前にお手入れをしておくとよいでしょう。
箱、付属品がそろっている
翡翠のジュエリーは、保証書や鑑定書がセットになっている場合があります。
こうした付属品の有無は、査定額を左右する場合があります。
事前に確認し、しっかり揃えておくようにしましょう。
その他の宝石とまとめて買い取ってもらう
単体では値段がつきにくいものがあったとしても、他の宝石とまとめて買取に出すことで高価買取につながる場合があります。