宅配買取は買取って欲しい骨董品を宅配便などで業者に送り査定をしてもらい、後日買取金額などの連絡を受ける買取方法です。
買取金額の提示方法は業者によって異なりますが、査定完了後に電話かメールで伝えられます。
提示された金額でも良いということであれば、契約書や身分証明書のコピーを送るなど、少し業者とやり取りを行い取引完了となります。
支払いは銀行振込にて行われ、後日入金の確認を取るだけです。荷物を送ると聞いた時にいくつか気になることがあったのではないでしょうか?
「骨董品の梱包方法や配送先、配送業者はどうすればいい?」
「骨董品を送る配送料はどっちが持つの?」
初めて宅配買取の利用を検討されているのであれば、非常に不安に思う部分だと思います。
骨董品の配送方法に関してですが、買取業者の多くは宅配買取用の無料キットを用意してくれます。
そのため、宅配買取を希望する場合は買取業者にその旨を連絡する必要があります。
宅配キットの大きさを決めるため買取って欲しい骨董品の量や種類などに関するヒアリングがありますので、正確に伝えるようにしましょう。
宅配キットには骨董品を梱包するための緩衝材や送り状が同梱されており、発送方法が指定されているケースが多いです。
配送料に関してはこちらが送る分は負担してくれる業者が多く、その際は着払いの送り状が同梱されていますので宅配キットにそれを貼り、指定の配送業者に発送を依頼します。
ただ、全ての買取業者が宅配キットを用意している、着払いとしているとは限らないため不安な点は最初の問い合わせ時に確認することをオススメします。
宅配買取は忙しい、または業者とやり取りしたくない人にオススメ!
骨董品を買取ってもらう方法は宅配買取の他に出張買取と店頭買取がありますが、ともに査定員と直接話をする必要があり、買取金額に納得いかない場合はその場でお断りを伝えなければいけません。
そのため、直接「ノー」とは断り辛い、電話でのやり取りも出来れば避けたいという方に宅配買取はオススメです。
買取業者によっては希望すれば全てメールのやり取りで済ませることも可能です。
また、宅配買取であれば訪問日などが決まっているわけではないため、自分のペースで進めることができることも大きなメリットです。
宅配買取にはいくつかのデメリットも…。
宅配買取には多くのメリットがありますが、デメリットがないわけではありません。
1.梱包が面倒
2.配送中のトラブル時の責任
3.返送料は基本お客さん負担
この3点の詳細を説明させていただきます。
1.梱包が面倒
数が少ない場合であればそれほど気にしなくても良いかもしれませんが、骨董品は少しの傷が買取金額を下げることに繋がるため、緩衝材などで慎重に梱包を行う必要があります。
数が多くなればなるほど労力は大きくなるため、あまりにも数が多い場合は出張買取を検討しても良いかもしれません。
2.配送中のトラブル時の責任
非常に稀なケースではありますが、買取業者のもとに届いたときには骨董品が破損していたなんてトラブルが起こる可能性があります。
配送業者の過失による破損であれば、一律の補償を受けることは出来ますが期限が決まっていたり、上限額が設定されているため100%補償されるかどうかはわかりません。
このようなトラブルを避けるためには梱包をしっかりする、保険に入っておくなどの対応が必要となります。
3.返送料は基本お客さん負担
こちらも買取業者によって異なりますが、多くの業者が返送の際にかかる送料はお客さん負担としています。
中には返送にかかる費用も負担してくれる業者もいますが、あまりにも量が多い、または重たい場合などはお客さん負担となります。
宅配買取を利用する際は発送と返送にかかる費用に関する情報は公式サイトや前もって問い合わせることで知っておくことが大切です。
他の買取方法との比較
宅配買取は便利なサービスである反面、いくつか大きなデメリットがある買取方法となっています。
特に出張買取とはメリットとデメリットが正反対という印象ですので、出張買取に抵抗がある方は宅配買取を選ぶことをオススメします。
最後にそれぞれの買取方法と特徴をまとめた早見表を作ってみましたので参考にしてみてください。
『業者とのやり取り』は買取完了まで業者や査定員と直接話すことが多いか少ないか(少ない◯多い×)を示したものです。
業者とあまりやり取りをしたくないという声が多かったため、表に含めました。
出張買取 | 宅配買取 | 店頭買取 | |
---|---|---|---|
査定までの労力 | ◯ | × | △ |
まとめて査定 | ◯ | △ | × |
業者とのやり取り | △ | ◯ | × |
査定までにかかる時間 | △ | × | ◯ |
換金までにかかる時間 | △ | × | ◯ |